Tuesday, May 14, 2013

HMV on another Liszt recording:


村上春樹作品で話題の『巡礼の年』

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Saturday, April 13th 2013
 村上春樹作品に登場するリストの『巡礼の年』

村上春樹の新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』に何度も繰り返し登場して話題のベルマンによるリストの『巡礼の年』は、リストの名技的な有名曲とはだいぶ雰囲気の異なる作風が持ち味となっているピアノ音楽。
 中でも特に登場回数が多く、キーになるモティーフとして重要な役割を果たしているのが第1年「スイス」の中に含まれる第8曲「ル・マル・デュ・ペイ」です。
 通常は「郷愁」や「望郷」というタイトルで知られていますが、村上春樹は敢えて原語をカタカナ表記し、さらに「田園風景が人の心に呼び起こす、理由のない哀しみ」という訳を付すことでイメージを先鋭化しています。
 また、小説の終盤、シベリウスの生地を舞台とした場面ではアルフレート・ブレンデルによるCDも登場させてベルマンの演奏との比較もおこなうなど、クラシックに造詣の深い村上春樹ならではのこだわりもみせています。

Here:





http://www.hmv.co.jp/en/news/article/1304130011/

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