Thursday, April 11, 2013

Asahi Shinbun already reporting:


村上春樹さんの新刊販売開始 深夜に行列、ファン興奮

写真:村上春樹さんの新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」=12日午前0時50分、東京都渋谷区、池永牧子撮影拡大村上春樹さんの新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」=12日午前0時50分、東京都渋谷区、池永牧子撮影
写真:村上春樹さんの新作を買い求めるファンが列を作った=12日午前0時10分、東京都渋谷区、池永牧子撮影拡大村上春樹さんの新作を買い求めるファンが列を作った=12日午前0時10分、東京都渋谷区、池永牧子撮影
写真:11日の営業終了後、村上春樹さんの新刊「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を並べる書店員=大阪・天王寺のくまざわ書店天王寺店、林敏行撮影拡大11日の営業終了後、村上春樹さんの新刊「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を並べる書店員=大阪・天王寺のくまざわ書店天王寺店、林敏行撮影
写真:閉店後に村上春樹さんの新刊本「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」発売の準備をする書店員=11日夜、名古屋市中区の丸善名古屋栄店、高橋雄大撮影拡大閉店後に村上春樹さんの新刊本「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」発売の準備をする書店員=11日夜、名古屋市中区の丸善名古屋栄店、高橋雄大撮影

 作家・村上春樹さんの書き下ろし小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の販売が12日午前0時から始まり、東京都内の深夜営業の書店にはさっそくファンらが集結した。「1Q84 BOOK3」以来3年ぶりの長編小説とあって、事前予約も殺到し、版元の文芸春秋は計50万部の発行を決めている。
村上春樹さん新作発売実況ツイート
 東京都渋谷区代官山蔦屋書店が開いた読書会にはファンら約100人と文芸評論家の福田和也さんが参加。福田さんは、村上作品の魅力について「闇の深さでしょう」と語った。
 午前0時の販売開始には150人以上が列をつくった。列の先頭になった横浜市戸塚区上智大3年山下主暉(かずき)さん(20)は「村上作品の魅力は十回読んでも理解しきれない奥深さです。帰る電車もないので、今夜はこのまま近くで徹夜で読みます」と興奮した様子で語った。
 三省堂書店神保町本店(千代田区)は11日夜、屋外の「三省堂書店」の看板の上に「村上春樹堂」と書かれたパネルをかぶせた。1500冊を仕入れ、12日は通常よりも3時間早く午前7時から店外のワゴンで販売する予定だ。松下恒夫次長(47)は「売り上げ減少など暗い話ばかりの出版業界にあって、数少ない希望だ」と話す。
 旭屋書店池袋店(豊島区)は12日午前8時から、JR池袋駅の改札前にワゴンの「出張店舗」を出す。下山直樹係長(42)は「通勤・通学中のハルキファンに、手にとってもらいたい」と語った。
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 【吉田啓、鳥居達也】村上春樹さんの書き下ろし小説「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」が12日、発売された。「1Q84 BOOK3」以来3年ぶりの長編小説とあって、事前予約も殺到し、版元の文芸春秋は計50万部の発行を決めている。
 福岡県北九州市小倉北区の書店「ブックセンタークエスト小倉本店」では午前0時に店を開けて販売を始めた。森永勇作店長(39)が「北九州の村上ファンに1秒でも早くお届けしたい」と企画した。400冊を用意し、11日午後8時にいったん閉店後、特注の書名入りTシャツを着た店員たちが12日午前0時に向けてカウントダウン。訪れた8人の客を出迎えた。
 午後7時半から並び始めた同市の会社員毛利信也さん(24)は仕事を終えて駆け付けた。「村上作品はよく分からないところが魅力。分からないからこそ、どんな角度からでも読める」と語り、新刊を手に「表紙から予想外」と喜んだ。さっそく開き、「1行目から、いい感じです。早く続きを読みたい。今日は疲れて眠るまで読み続けると思います」。
 全国的な盛り上がりについて、村上春樹を研究する岡野進・九州大言語文化研究院教授は「村上作品は読者の期待を裏切らないレベルを常に維持している。コストパフォーマンスの高さが人気の理由ではないか」とみる。
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 12日に発売される村上春樹さんの3年ぶりの書き下ろし長編小説。0時から発売する書店の盛り上がりを、ツイッターで実況中です。
 また、文芸担当の編集委員が徹夜で読んで書いたレビューを、朝日新聞デジタルでいち早く朝に配信します。
http://www.asahi.com/culture/update/0412/TKY201304110511.html

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